過去のブログ

 バクマン。という漫画をご存知でしょうか。いまはNHKでアニメもやっている。 週刊少年ジャンプで連載中の漫画は、少年2人がペアで漫画の連載を持ちその友情や葛藤を書きだした漫画。ジャンプについてしっかり書かれており、漫画家になるまでのストーリー。さらに編集部としての役割や具体的な対応まで細かく書かれているのが特徴だ。 ジャンプではアンケートによるランキングが行われ、読者の趣向や関心が丁寧に分析され、漫画の人気を割り出している。その結果で連載の打ち切りが決まる。 もちろん編集会議も行われているが、この読者主義がブレないところもジャンプの強さなのかもしれない。 バクマン。の中で「一位を取れない」ということに悩み「人気漫画」とは何なのか分析するという葛藤がよく書かれているのですが、1位にならなくても連載が続きそれなりに売れ続ける漫画もでてくる。 一位になる。だれもが目標なのかもしれない。しかし1位になれない漫画を書くという選択肢があることを担当編集がつげる所がある。 これは面白い。

「地域ナンバーワン」「近郊で一番安い」「誰にも負けません」

必ずしも1番である必要があるのだろうか。1番だから愛されるのだろうか。 目標はあったほうがよいだろうが、この漫画でも出てきた「一位にならない」やり方には大きなヒントが隠されているように感じた。 検索エンジンで1位になる。 一位ということはそのワードで最大の情報源である必要がある。すべての人に満足行く情報を提供するとなるとそれは相当なコンテンツパワーをもっていることになる。もし一位だけを目指す施策、たとえば見せかけだけの心のない施策をしたとしても、本当の顧客には届いていないわけだ。 あえて言おう。一位なんて目指すものではない。はなから選択肢に入れないのだ。 顧客が求める1位を全部詰め込めば、競合に勝てるのかい?と。 顧客は自分が何を欲しいか伝えられない。これはJobsも言っていた。 顧客の発想を飛び越えたところにiPhoneを発売し一位になった。 アンケートは全てではない。うまく伝えられていない本当の心理を取るヒントではある。 顧客はクレームは言いやすい。何がダメかは言いやすい。これはクロネコヤマトの代表 小倉氏もいっている。そのクレームから商品をつくることはできる例が「クール便」「スキー」「ゴルフ便」といったサービスであった。結果として1位になっていくもので、1位はあえて狙うものではないだろう。あくまで結果論だと強く感じた。 ファンの中で1番であり続けるから商品は売れている。これは競合評価では絶対だせない数字だからしっかりと分析する裾野を増やさないといけない。ソーシャル・メディアがそれを簡単にしてくれてるのだから。   あ、ちなみに漫画バクマン。のほうでは、1位の取れない漫画ではなく1位の取れる漫画を目指すために連載を辞めてしまうという話に展開する。さすがジャンプ。ヒーロー、バトルが必ず起こるあたり「友情」「努力」「勝利」のメッセージを忘れないなぁ。