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プランナーの”モノ”語り。

5月病をぶっ飛ばす、脳の現実逃避を許さない映画5選

ゴールデンウィークが開けて現実逃避とか、5月病とかやる気を失う前に、「これは夢?」「まだGWは終わってない!?」とか現実と夢が交差して脳がぐわんぐわんにしちゃおうぜ
という映画を大量に見ようではないかと思ったのでまとめてみた。
エルム街の悪夢でも見ておけ!とは言わない。

■トゥルーマン・ショー The Truman Show


ジム・キャリー主演ということでご存知コメディーなわけですが離島で生活している青年は実は世界中に24時間放送されている人生そのものがTVに流れていたというトンデモストーリー。主人公の友達も父も全部俳優。すべてに演出が行われていたわけだ。
その中で恋に落ちていくわけだが・・・本当の人生とはなんだろうか考えさせられる。
背景としてTVショーがリアルを求めていた時代であったりしてそのアンチテーゼな部分も多い。無理やりなCMとか社会風刺もちらほらある。人生を舞台にされるってどういうことなんだろうか結構深いところから楽しくなっていくことうけあい。

現実逃避度は10点程度だが、もしかするとあなたの人生もネットで公開されてるわけで
今見返すといろいろと更に考えさせられるかも

■ イグジステンズ eXistenZ


デビットクローネンバーグ監督作品。脊髄から直結したバーチャルリアリティゲームを描いた作品。
実は「ビデオドローム Videodrome」というマニアックな作品の焼き直しともいわれている。その後に制作したザ・フライのリメイク版のインパクトでメジャーになったのだが。

さて、本映画のキモさは脊髄からバージャルリアリティへつながるPODが生物らしく動いてたりすることと、ザ・フライ同様の主人公たちの成長やRPGゲームの馬鹿らしさなんかも笑えたりもする。
天才ゲームデザイナーがゲームの世界へトリップして現実世界とゲーム世界がごっちゃになって・・・と
なかなかのトリップを味あわせてくれるだろう。
ゲームの世界なので会話は真正面で同じ事しか言わなかったりして笑わせることもあるけども、ゲームなのか現実なのかジュード・ローがいい味だしてるよ。

なんせ、A.I.前のジュード・ロー(彼は同じ年のリプリー(太陽がいっぱいのリメイク)で大注目になったわけだが)が主人公だしね。
脳の現実逃避度は控えめの40点くらいかな。

■MATRIX 3部作 MATRIX RELOADED REVOLUTIONS

Blu-rayをバシっと揃えましたよ。DVDもあるけどね。
マトリックスは難解な哲学と宗教観をSF化していて、とにかく無茶苦茶。しかし、それを様々な映像技術、漫画表現(アニメだけじゃなくて漫画的な爆発を多用)したりするあたりこの映画は世界に衝撃を与えたよなぁ。ウォシャウスキー兄弟の脳はほんとすごい。(たしかに一人は女性になったしね)
1では、こんなに詰め込んで、もしかして今俺マトリックスの中かもしれない!しかもなんか上手くまとまってるし、すんげーぜ!という映画。キアヌ・リーブスもカッコイイ。

2であるリローテッドでは格闘シーンがCG多用でちょっと??的なところもあるものの全体的なストーリーは相変わらず深い。ここは現実かそれともMATRIX(コードの中)か?
IT系は改めて見て脳のドーパミンをたっぷり貯めよう。

現実逃避度は控えめの30点くらい

■ ゲーム The GAME


デビッド・フィンチャー監督でマイケルダグラス主演。
エイリアン3やセブン、ファイトクラブやパニックルーム、ゾディアックやベンジャミン・バトン数奇な運命などどれもこれも面白いフィンチャーがだしてて、あんまり話題にならないのがこのGAME。
超大富豪のマイケル・ダグラス演じる社長さん。膨大な遺産を受け継いだ父と同じ年の誕生日に、どうしょうもない弟から誕生日プレゼントとしてある会社が提供するゲームへの参加をすることになる。
トゥルーマンショーのように演出でサプライズな誕生日 というストーリなのだが、それがまた何処まで演出なのかわからなくするように深く深く作られてるところが注目点。さらっとみてると脳をノックされるぞ。

今はゲームの話なのか現実なのか、いろいろ混ざり合ってとても良くできている
脳へのインパクトは結構小気味良い
オチも良い感じだしね。

現実逃避度は50点くらい

■ インセプション Inception

ダークナイトで素晴らしい演出と心理的な作り方の旨さを見せる、クリストファー・ノーラン監督。
ディカプリオや渡辺謙の絡みもいい味がでている。
人の夢の世界と現実を行き来して、潜在意識の中からアイディアを盗むという話なのだがとってもよくできていて、まさに「夢か現実か」を裏の裏の裏の裏まで考えこませられる作りはノーランだからやり遂げたんじゃないだろうか。完全な心理戦を戦闘にしているあたりはマトリックス同様だが、とにかく巧みな心理戦とトラップの存在、そして現実を知らせるのはコマよりも音楽であったりと・・・
映画館でみて、久々にスタッフロールで拍手しかけた映画でした。

現実逃避度は夢に入って70点は超えるところ。

さぁ、5月病をぶっとばせ。そして今あなたは夢に堕ちた現実にいる。

<番外>

現実世界ではなく過去や未来へというところで脳を揺さぶりましょう。

■バタフライ・エフェクト The Butterfly Effect


監督も無名だったし、登場人物もまったく有名ドコロ出ていません。
しかしストーリー感、このよくできた脚本はしっかり見ておくべし。

記憶をロストしていく少年が成長してその病気も治っている。
その青年が治療の時に書いていた日記を見て、過去に戻れる能力があることを思い出す。
過去に戻り運命を変えていくというストーリーなのだが、全員を幸せにしていくことができるか?
何度も何度も考えさせられるよくできた脚本なのでした。

2と3がありますが、1だけで良いです。3は全く別物(監督も何もかも違う)

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