Steve Jobsに学んだ多くのこと。
コンピュータのことを知っていれば誰もがわかる存在。Steve Jobs。
本日永眠とのニュースが流れました。今、世界中が深い悲しみに満ちています。
わたしも彼から多くのことを学びました。
それはコンピュータに限らず、すべての人と心をつなぐ、誘引力ある発言や仲間づくり、商品のプロモーションに至るまでです。彼が音頭をとり、商品を売るため、広く知らしめるためにつくった「エヴァンジェリスト」という行為が、今日の私の業務へのあり方を作ってくれたのは言うまでもありません。
私がApple社のコンピュータを持ったのはそれほど古くはありません。2006年からです。たった5年程度の付き合いなのです。もちろんそれまでも業務でMacintoshを使うこともありました。
そのディティールや、デザイン思考でつくられたOSは、多くのDTPや音楽、映像で活躍していたからです。しかしディレクター職になると、市場の原理が働き、Windowsの方が極めが細かく速度が速かったのです。うっかりセーブしていなかったら、その日の作業が全部やり直しになるなんていうのが日常的でした。
クリエイターからの納品が送れる理由でもありました。
データ交換やさまざまなリスクからWindowsであり、その選択式(PC)は星の数ほどありましたから。業務最適化をしたところWindowsのほうが、「工場のレール」に並びやすくなってました。
また当時は仕事柄もMicrosoftとの取引があり常に新しいOSなどをつかい、人気のPCを発売しているSONYさんとも繋がっていたという時期にあっさりAppleを手にしました。私はcreativeな物事として心にしっかり届くこと、留まるものを表現する方法を考えてたからです。
私は原点を見つめ直しました。
パソコンに使われることなく、パソコンであるものとはなんだろうか。
気がついたら、隣の人と同じという理由で何年もパソコンにあわせて自分のルールを作っていたこと。
デスクトップには自分しか開けないファイルだらけで、ファイルシステムだって記憶が便りでなんにもパソコンじゃないと思ったこと。毎朝起動ボタンを押して、それからコーヒーを飲んでも立ち上がらないし、たくさんの作業をしている風にみせて使えるのが「画面一つ」だったり。
そう、いつのまにか自分たちが生んだPCに命令され、作業して、工場製品を作っていました。そんな日常でIT革命なんてよく言っていたなぁと思っています。本当にPCが役に立つのは、もっとcreativeなことだと思っていたのに。
その時読んでいた本で出会ったのがAppleが社内のDNAに向けたといわれるCM「Think Different.」という1997年の広告スローガンです。
登場するのは、ガンジーやエジソンなど歴史上の人物です。完全に奇を衒った広告なのですが、物事を常に違う目線で進んできたものがinnovationを起こし、その人が歴史を前進してきたというだけのCMです。
コンピュータは一切でないCMは数々の広告賞もとっていました。たまたま手に取った本にこの背景が書かれていました。それは、Steveが帰って来たAppleが、完全に「何のためにMacを作っているのか見失った会社」になっていたからだそうです。
そこからSteve Jobsがどういう人物か興味をもち、多くのことを学びました。
もう少し背景を残すと
1984年、Steveは自分で作ったAppleを追い出されます。
販売にはマーケティングが必要と、社長は別なものにやらせていました。その中でも
「このまま一生、砂糖水を売るのか?それとも世界を変えるチャンスを掴んでみる気はないのか?(Do you want to sell sugar water for the rest of your life, or do you want to change the world?)」と当時ペプシの事業担当ジョン・スカリーを口説いた話は有名ですが、その彼に追い出されることになります。
彼のいない10年、Appleは様々な製品をだしましたし、よい実験モデルもありますが、肝心のコンピュータは思考を止めたようにWindowsのほうがキラキラした時代になっていました。資本主義ですからね。
そしてまた大きな運命により、Steveは自分で作った会社に戻り、今後の使命を全うするために多くの最適化を行なっています。
多くの商品をどんどん削除し、社員も適正に整理し、それで目的のOSを積極的にススメました。
とてもパソコンとおもえない、本当にキラキラしたiMACです。リビングが似合うPC。キッチンにもおけるPC。世界を大きく変えました。
プロモーションでThink Different.を産みiMacを発表してから毎年毎年魔法使いのようにすばらしい商品、体験を与えてくれました。本当に皆に届けたかった「OS X」が発表。そして Intel CPUへのシフトなどトンデモナイことを次々と披露していくのです。
それからはご存知の 音楽を聞くスタイルを大きく変えた”iPod”。そして音楽流通の発明”iTunes”。
電話の再発明iPhoneに、究極のノートPC、MacBookAir。その次には誰もが触れる度に感動をあたえる iPadです。
そうした課程で心が大きくうごき、新しい事を始めるのに、もっと自分に欲をもち人生を大切にするために、MACにSwitchしようと思ったわけです。
今、自宅件オフィスはiMACがあり、その時のMacBookが平然と現役であり、そして妻用のAirもあります。
今や妻がエヴァンジェリストとなり、友達にiMACや、iPhoneを持たせて歩いてます。
自分としてのあり方。変わり者の人生。仕事のあり方、自分としての社会貢献ができるのは本当に小さなクリエイティブですが、本当に彼に出会えてよかったと思っています。
Jobs 本当にありがとう。もっともっと変わったことが歴史を進めるようにがんばるよ。
3 Comments
久々にブログにかいたが長すぎたので つづきは後で。 RT @32: Steve Jobsに学んだ多くのこと。 http://t.co/Se7kJntA
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